本サイトは『自宅で完結する大学受験』をモットーに、自宅でできる最強の受験ツールを受験生にお届けします。

【合格への最短ルート】京大医学部生の化学オススメ勉強プラン

化学はよく知識問題だと思われがちですが、難関大では思考力を問う問題が数多く出題されます。

単に知識を暗記しただけでは難関大化学でうまく得点することは不可能でしょう。

それゆえ、『学校の授業は一通り終えたけど、志望校の化学が難しくてどう対策していいかわからない』という人もかなりいると思います。

化学平衡とか、有機の構造決定とか、大学の入試問題難しすぎんだろ………

これが化学を一通り学習し終えて、いざ入試問題を眼の前にした時の私の率直な感想でした。

化学平衡では計算を失敗るわ、構造決定は決定できないわで、二進も三進もいきませんでした。(ちょうどその時は東大の模試だったので、あのノートのような解答用紙に例のごとく遺書を書いてやろうとしました(笑))

こんな私でしたが、後になってじっくりと何が悪かったのかを考えたところ、『知識の暗記のみで終わっていて、本質的な化学の考え方を身につけていなかった』ということに気がつきました。

ここで問題集の登場です!!(拍手!)

私は様々な問題集を解いては、解説を隅から隅まで読み込んで、化学的な思考の流れというものを理解できるようになるまで繰り返しました。

その結果、京大の化学で8割を取れるほどに成長しました!!

今回は、その時に培ったノウハウをここで説明していきたいと思います。

『知識の暗記はできたけど、いまいち成績が伸びない』という人はぜひ参考にしてみてください。

揃えるべき参考書

まずは教材がなくては話にならないので、揃えるべき教材について説明します。

準備する教材は

  • 学校で使っている教科書
  • 化学基礎問題精講(旺文社)
  • 化学標準問題精講(旺文社)
  • 化学の新演習(三省堂)

以上です。

具体的な勉強方法

導入編

一通り暗記は終わっている前提で話しますので、まだ化学の知識が不十分という人は学校の教科書を使って知識を整理してください。

それでは導入編ですが、まず使うのは、基礎問題精講です。

このシリーズは物理でもよく登場していますが、この参考書の強みは何と言っても

少ない問題数で全範囲をカバーしている

ということです。

なので、受験勉強始めに、知識を知恵に変えるにはうってつけです。

まずは、いつも言っている通り、これを1周します。

最初はつまづきながらでも、解説を見ながらでも良いので、とりあえず1周します。その際、解けなかった問題にチェックをつけておきましょう。

それが終わったら2周目に入るのですが、この時は、チェックをつけた問題のみを解きます。

1周目でしっかりと解説が頭の中に入っているのかを確認するためです。

そして、3周目に入るわけですが、ここからが重要です。

というのも、

3周目では、1周目、2周目とは別の解法を使って解きます。

『え〜せっかく覚えた解法なんだからそのまま使えばいいじゃんケチ』と思う人も多いかもしれませんが、これが化学を本質的に理解するコツなのです。

なぜなら、物事を理解するには、その事物をあらゆる方面から見なければならないからです。

『そうは言っても別解なんてそんな簡単に思いつかない』と思う人もいると思いますが、安心してください。

完全な別解を要求しているのではなく、ほんの少しでも最初の解答と違ったふうに解答しようと考えるだけでいいです。

例えば、結合エネルギーを求めるときに、図を書いて求めるやり方を最初にしたならば、その後は熱化学方程式を使って計算で求めてみようといった感じです。

大切なのは、違う視点で物事を捉えようとすることなのです。

違う視点で一つの物事を捉えられるようになれば、自ずとそのことに関する本質が見え始めてくるのです。

このように、別解を考えようとするだけで化学の理解がとても深まるので、最初のうちはぜひ別解をたくさん考えて見てください。

基礎問題精講が終わったら、標準問題精講も同じようにして3周してみてください。それらすべてが終われば、化学の基礎は完璧になっていることと思います。

実践編

ここから応用力をつけるトレーニングになるのですが、応用力とは

  1. 複合的かつ考えさせられる問題を解く能力
  2. 問題を素早く解く能力

の二つに分けられると思います。

この二つの能力をつけるために使うのが、化学の新演習という参考書になります。

私が紹介する参考書の中では問題数は最も多く、約300問です。

その300問がよく考えられた良問ぞろいでかつ、複合的な要素を持っているため、①の力をつけることに最も特化した参考書となっています。

一日10問解けば一ヶ月で一周できるので、ここまで続けられた受験生であればそれほど苦ではないのかなとも思っています(難度は高めですが)

それでは使い方についてですが、最初の1周目は上にある①の力をつけるために、時間をかけてじっくり考えながら解きます。

解説はなるべく見ずに自力で解答を作成しましょう。

そして、答えが完成したら、答え合わせをし、解説にある流れを理解して覚えます。つまり、解法をストックするということですね。

1周目はこんな感じです。

そして2周目ですが、その解法のストックを使って、時間を制限しながら解きます。具体的な時間設定は任せますが、重要なのは、制限時間内に解ききることで、問題を解くスピード感を体感してもらうということです。時間内にありったけの解答を出力する練習をすることで、②の力をつけます。

そして、2周目が終わったら、3周目は2周目に設定した時間よりも制限時間を短くして解いてみましょう。さらに問題を解くスピード感が体感できるでしょう。

ここで注意して欲しいのですが

2周目以降は完璧な解答を作ることよりも、自分の持っている解法を使ってより多くの問題を解くということを重視してください。

当たり前ですが、入試ではより多くの問題を解いたものが勝利します。

ですので、より多くの問題を解ききることに焦点を当てて努力してみてください。

ここまでのことをやりきれれば、どんな化学の問題が来ても対応できる力がつきますので、以上のことを意識して地道に努力してみてください。

+α

私がここまでやりきった後にやったことを参考までに紹介します。

私がこの後にやったのは、新理系の化学問題100選という問題集です。

問題数は100問なのですが、一問一問がとても重く、内容も濃いので、時間をかけてじっくりと解き進めていきました。

結果的に3周して解法をストックしたのですが、かなり古い問題もあり、この問題集をやって実力がついたのかといわれると正直微妙なところです…..

ですので、やることがなくなって、まだ余力があったら手をつけてみるのも良いかもしれません。

まとめ

参考書を何周するにも漠然としていては意味がないので、今回はしっかりと狙うべき目標を決めて1周するやり方を提案してみました。いかがでしょうか?

重要なポイントは

  • 物事をあらゆる方面から見る力
  • 複合的かつ洞察的な視点で見る力
  • 問題を素早く解く力

を身につけることです。

最初に紹介した参考書は、この三つの力をつけるのに最適だと思って選んであるので、ぜひ揃えて、上記三つの力をつけられるよう頑張ってください。応援しています。